日本酒の基礎知識と地酒案内

日本酒カロリー

コレステロールは善玉と悪玉の2種類に分けられますが、日本酒は、善玉コレステロールが多く含まれていると言っていいでしょう。

善玉の方は、各種組織や血管に溜まったコレステロールを肝臓に逆輸送して代謝処理してくれます。そして、これを増やす効果があるのが、適量の飲酒。

総コレステロールが高くても、善玉の方が悪玉よりも多ければ動脈硬化も進みにくくなります。日本酒には制ガン効果もありますよ。

日本酒にはガンの発生リスクを軽減するということが疫学的研究によっても証明されていて、他にもヒトのガン細胞に日本酒の濃縮液を添加する実験を行ってみたら、ガン細胞の増殖が著字著しく抑制されたという研究結果もあります。

日本酒には100種類を超える微量成分が含まれていて、その中の幾つかがガン細胞に増殖抑制作用を持つと考えられているのです。

 

こういった結果日本酒だから太るというわけではなく、お酒の種類と肥満は関係なく、太る、太らないは、日本酒自体ではなく、総摂取カロリーの問題で一緒に食べるものに気をつけたいですね。

また、糖尿病と日本酒は直接の関係はなく、アルコールは1gについて7キロカロリーもあって、これはどんなお酒でも同じですが、糖尿病に、日本酒の糖分がよくないらしいとか、日本酒はカロリーが高いなど、といった意見を聞きますが日本酒と糖尿病には直接的な関係はないのです。

 

他にもお相撲さんの肌は、日本酒できれいになると聞きます。それは、日本酒を飲むと他のアルコールよりも長時間、体温が2度ほど高い状態が続くといいます。

このように体温が高いということは、皮膚の表面の血液循環が良くなるということで、ふだんから日本酒を飲んでいるお相撲さんの肌にツヤや輝きが出てくるのも当然なのかもしれませんね。